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「役割を変えた今、新旧VPoEが思うこと。」新旧VPoE対談インタビュー

こんにちは!オープンロジnote編集部です。
今回は新VPoE坂井さんと旧VPoE五十嵐さんの対談インタビューをお送りします。

「VPoE交代の背景が知りたい」
「今後、技術開発部はどんな組織にしていくの?」
「求める人物像とは?」

オープンロジの技術開発部のエンジニア、マネジメントについて知りたい方はぜひご一読ください。

プロフィール

技術開発部 技術フェロー
五十嵐 正人 Igarashi Masato
※写真左
メーカーでのパッケージ開発やSIでの業務システム開発からオンラインゲーム開発まで多様なエンジニアリング経験を経て、ネットエイジなどで新規事業を中心に多くのプロジェクトをリード。2012年O2O系スタートアップのCTOを務め、2014年オープンロジの創業期からエンジニアリング組織の責任者として従事。
趣味は登山とランニング。

技術開発部 VP of Engineering
坂井 健治 Sakai Kenji
※写真右
慶應義塾大学卒業後、ワークスアプリケーションズへ入社。ECサイトのパッケージソフトの新規開発や運用保守を担当後、4年目から新製品の開発マネージャーとして30人の組織のマネジメントに従事。その後、VPoEとしてジョインしたメディアドゥでは、100名のエンジニア組織のマネジメント・採用に携わる。オープンロジには2021年7月にジョイン。
趣味はサウナとジンギスカン。

VPoE交代について

——はじめに、前VPoEである五十嵐さんの現在までの仕事内容をお聞かせください

【五十嵐】オープンロジでは幅広い領域に携わってきましたが、直近1~2年は採用やチームのマネジメントのウェイトが大きくなっていました。現在、オープンロジは会社全体として大きな成長フェーズに差し掛かっています。その中でも、事業の根幹であるプロダクト開発を担うエンジニア体制の強化は必須であるため、さらに採用を加速させ、スケーラブルな組織を作ることは急務です。

そんな状況下でオープンロジにジョインしてくださったのが坂井さんでした。

坂井さんは今までの経験から採用や組織マネジメントのノウハウを豊富に持っており、初めてお会いした時から大変推進力のある方だなという印象を持っていました。その力をオープンロジで存分に生かしてもらうためにも、VPoEというポジションをお任せし新たな風を吹かせてくれることを期待しています。

私自身は業務のウェイトを得意分野でもあるプロダクト・技術面にシフトしていきます。

今回VPoEという役職を交代するとはいえ、私が完全に採用や組織から離れることはありません。私には「事業立ち上げ当初から領域にこだわらずオープンロジの成長に携わってきた」という独自の経験があるので、それを生かして引き続き様々なサポートをさせていただく予定です。

——今後、お二人が担っていく具体的な仕事や役割についてご説明ください

【坂井】これからエンジニア組織が50~100人規模へと成長していくことで生産性が高まると同時に、評価制度や社内のカルチャーなどの仕組み作りが、より一層重要となってきます。

その仕組み作りのひとつとして「採用を強化し、組織の体制を作り上げていくこと」が私の仕事です。今後は、まずはじめにエンジニア採用を強化し、100名規模の組織へと拡大することでプロダクトの開発を加速させ、より事業を推進していける体制を構築していきたいと考えています。

【五十嵐】先ほど述べた通り、坂井さんに組織の体制構築をリードして頂きつつ、私はより技術面やプロダクト面にコミットしていく予定です。

ここ2~3年、組織もプロダクトも成長する中で、技術的な観点でもさまざまな課題が発生してきています。

これからはお互いの領域をサポートし合いつつ、それぞれの分野をリードしていければと思っています。

これからに向けての課題・目標

——今抱えている技術開発部の課題・目標は何ですか?

【五十嵐】事業が成長していくにつれてプロダクトも大きくなっていくものですが、そうなるとやはり改修コストも高まっていくことは避けられません。現状オープンロジではひとつの大きなプロダクト構成となっているのですが、修正による影響範囲の大きさには課題感を持っています。

そこで、開発による価値の提供スピードを上げていけるような仕組みを構築するべく、ドメインを整理しシステムを切り分けていくことができるような基盤づくりを目下進めているところです。

【坂井】私たちが提供している物流プラットフォームサービスは小規模のサービスではありません。エンジニアだけでなくオープンロジ全体として組織が大きくなっていく中、安定したサービスを提供するには「チーム全体で生産性を高めていくこと」が重要事項のひとつと言えるでしょう。

今後さらに事業・サービスを拡大していくためにも、プロダクトとしてより一層開発を効率化していく仕組みが必要とされるので、私はその仕組み作り・組織の構築に注力していきたいと考えています。

——今後どんな組織を作っていきたいか具体的なイメージはありますか?

【五十嵐】全社的な視点で組織を見た時、私は「エンジニア側」「ビジネス側」といった境界線はオープンロジには無く、あくまで得意分野が違うだけであり、会社全体でモノづくりをしていると捉えています。

私を含めたエンジニアはプログラムやソフトウェア、データなどに対して専門性が高く、その専門性によりレバレッジをかけて組織・ビジネスを成長させることができる能力を持っているだけなのです。もちろん他部門の方々もそれぞれ得意分野があります。

特にオープンロジはオペレーションとテクノロジーを融合させて、新しい世界を作ろうという思いの基に立ち上がったスタートアップです。現在オープンロジはエンジニアだけでなく、全社員が物流プラットフォーム・インフラ含めてモノづくりにコミットしなければいけないフェーズに来ています。会社全体でモノづくりができるカルチャーを作っていく必要があると考えています。

とはいえ、人数も増えてきている中、何の土台もないところにカルチャーを作り上げていくのはハードルが高いことです。そこでまずは率先して「プロダクトの根幹を担うエンジニア組織からカルチャーを作り上げていくこと」が、これからのオープンロジでは必要なことだとも思っています。

そしてそのカルチャーを全社的に広めていく。その流れを今後実現させていきたいです。

【坂井】私は横断的な機能がしっかりと整備されつつも、個々人が自立しており生産性高く開発ができるような柔軟性を持った組織を作っていきたいと考えています。

オープンロジが今いるフェーズは、普通の開発よりもドメインの深さや大規模システムといった点から難易度が極めて高いといえます。ですので、周囲のサポートはありつつも、一人ひとりが考え、しっかりと自立して開発できるといった環境が求められています。その環境を整えるためにも組織やカルチャーを作り上げていくのはもちろん重要ですが、それと同時にプラットフォームサービスを提供するにあたって、ある程度統制を利かせる必要もあるでしょう。

またプラットフォームサービスであるが故に影響範囲などを考えて、個々人が萎縮してしまうことも考えられます。しかし「大規模なサービスだからこそ大胆さが必要である」ため、個々人が自発的に発信できるような仕組みも構築しなければいけないと思っています。

【五十嵐】坂井さんがおっしゃる通り、組織が大きくなるとさまざまなプロセスが発生するために個人が意見を発信することが難しくなっている場合があります。しかし実際、一番リアルな課題やニーズなどに直面しているのは現場のメンバーです。

そこで感じられた感覚や課題感は、しっかりプロダクトやビジネスに反映していく必要があります。今後、事業が更に拡大したとしても、このような個人の意見がきちんとプロダクトやビジネスに反映できるような仕組み・組織作りをしていきたいと私も思っています。

——オープンロジの技術開発部として採用・育成で大切にしたいポイントを教えてください

【坂井】私たちは「テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する」というビジョンを掲げています。そして提供しているプロダクトはtoBがターゲットであり「お客様にサービスの価値を届けること」はもちろん「お客様の持っている課題を解決すること」といった観点が求められます。

ですので、採用・人材の育成においても「作りたいものを作る」といった思考ではなく、あくまでお客様の視点に立った「プロダクト思考」を大切にしています。

【五十嵐】私は「自分で考える力」がとても大事であり、大切にしていきたいと思っています。

いくら「お客様のためになる」としても「人に言われたからやる」のと「自分で納得したからやる」のとでは、モチベーションが全く異なります。これはプロダクトに対しても言えますし、自身の今後のキャリアにおいても言えることでしょう。だからこそ、きちんと「自分の考え」を持つことが大切だと思っています。

マネジメントにおいても「このポジションが空いてるから人を入れる」というマネジメントは、極力やりたくありません。もちろん、そのポジションにマッチする人材を私たちは採用・育成する必要があります。

しかし「自分がどうなりたいか」「何がしたいか」という考えを持っていることで後の自走性にも繋がるので、「自分で考える力」を伸ばしていって欲しいと思っています。

オープンロジに興味を持っている方へ

——最後に、オープンロジに興味を持っている方へメッセージをお願いします

【坂井】私たちは、ECや物流への興味は強くなくともオープンロジが掲げるビジョンに共感してくださったり、課題を共に解決していきたいといった「熱い思いがある方」とお会いしたいです。

エンジニアというポジションは個人の技術力も、もちろん求められます。しかし私たちはチームで開発を行っているため「個人ではなく、チーム一丸となって開発をしていきたい」といった気持ちを大切にしています。

そのような環境下にて「自分の持っている既存の技術を生かしていきたい」といった気持ちだけではなく「新たに技術を身に着けていく」といった学ぶ姿勢をお持ちの方は、オープンロジとマッチする可能性が高いと思いますので、ぜひ一度話を聞きに来てくださると嬉しいです。

【五十嵐】オープンロジの「倉庫をネットワーク化して次世代の物流インフラを作る」というチャレンジは、日本国内において私たちだけのユニークなものです。そんなユニークなサービスを通じてお客様の事業成長が加速され、それによりオープンロジも成長するという好循環を実感しながら開発できる環境は他社にはない大きな魅力だと感じています。誰もチャレンジしたことのない領域だからこそやりがいがあり、オープンロジでしかできない価値を創造することに携わることはキャリアにとっても貴重な経験になるはずです。

現在、オープンロジではエンジニアだけでなく、さまざまなポジションでメンバーを募集していますが、今までのご経験を生かすことのできる領域は必ずあるはずですので、まずは話だけでも聞きに来て頂きたいです。直接お話させていただくことで、文字では表現できない魅力を伝えることができると思っています。

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