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「新たな物流網を創り出す革新的な事業で、優秀なメンバーと物流業界を変えていく。」カスタマーサクセスチームのメンバーにインタビュー!

こんにちは!オープンロジnote編集部です🙋‍♀️

今回は昨年12月に入社したカスタマーサクセスディベロップメント(以降、CSD)チームの田中さんへインタビューした記事をお届け!🎁

一貫して物流の仕事に関わり、サプライチェーンの上流下流どちらの立場も経験してきた田中さんが次なる挑戦のフィールドとしてなぜオープンロジを選んだのか。
物流の現場を経験したからこそ見えている物流の未来、目指すキャリア、そしてオープンロジへの期待など、非常に読み応えのある記事となっています。

是非、ご覧ください!💪

経歴

ーー 田中さんは新卒で入社した会社からずっと物流に関わるお仕事をされてきていますよね。一番最初の会社では具体的にどんなことをしていたのですか?

1社目では大手3PLで、物流倉庫の企画運営をしていました。倉庫の細かいオペレーション改善から、倉庫を利用するお客様(荷主)とのコミュニケーションまで、倉庫側の立場で様々なマネジメントを現場で行っていました。


モノの流れを俯瞰して見てみたいと思うように

ーー 転職したいと思ったきっかけを教えてください。
倉庫のマネジメントを行ううちに、「もっとモノの流れを俯瞰して見てみたい」と思うようになったからです。

モノの流れの中には荷主、その荷主の在庫を保管する倉庫、皆さんがよく知っているような大手の配送業者がいて、そしてそれだけではなく地元で地域に根ざした配送を行う業者がいたり、一つの荷物に多くの人が関わっています

私はその中でも特に荷主の、物流を管理する担当者とのコミュニケーションが多かったのですが、その担当者の上には「物流のことはあまり知らないけど、決裁権を持っている」経営者がいます。倉庫の運用に関して荷主様へ倉庫から何かご提案・ご依頼をさせていただく際、どうしたらそういった方々の意思決定のサポートができるのか、どうしたら倉庫現場の独りよがりにならないオペレーションにできるのか、それを知るためにサプライチェーンのより上流の部分を理解したいと思うようになったんです。


少しの工夫が大きなインパクトにつながる面白さ

ーー 追及心が強いんですね。元々物流には興味があったんですか?
正直なところ、最初はなかったです。笑 でも、倉庫で仕事をしていくうちに、会社経営において物流がかなりのインパクトをもたらすものだと感じました。

モノを販売していれば、必ずどこかで物流費用がかかります。大規模な荷主様であれば万単位のモノの動きがあり、億単位の物流費用がかかることもあります。ということは、一つのオペレーションを改善をするだけで、同じ分だけのコストインパクトにもつながります。
ちょっとした工夫で状況ががらっと変わるんですよね。そこに面白みを感じたのもありますし、当初から2024年問題や人材不足などの業界課題は話にあがっていましたので、今後どう改善していくのか、興味を持ちました。

ーー なるほど。では転職後はどんなことをされていたんですか?
転職後はベンチャーで、荷主として販売計画から物流スキームのマネジメントなど、いわゆるサプライチェーンマネジメントを任せて頂いてました。荷主目線でどう倉庫の方々に動いてもらうのかなど、現場での経験を活かした倉庫マネジメントすることもありましたし、製造のリードタイムを意識しながら倉庫の在庫数を見て、販売計画を考えるような上流のお仕事などもしていました。1社目での経験を活かしつつ、荷主のこともある程度は理解できるようになったと思います。

ーー 大手の3PLからベンチャーへの転職では、カルチャーギャップは感じませんでしたか?
だんだんと慣れていきましたが、意思決定のスピードが全然違う点にはびっくりしましたね。1社目では決裁をとるのに時間がかかり、完了まで1年ほどかかるようなプロジェクトが、2社目では半年で完了したりしました。
案件の大小にも寄りますが、素早い判断が下されトライ&エラーが頻繁にできる環境では、現場力もみるみる上がっていきます。オープンロジもベンチャーですので、後者のスピード感でプロジェクトが進んでいきます。個人的にはこちらの方がやりやすいですね。

より広くて深いサプライチェーンの知識を身につけるために

ーー 転職後はサプライチェーンマネジメント等、「物流を俯瞰してみれる」お仕事につけたとのことですが、今回はなぜ転職を考えたのですか?
もっと広く深く、サプライチェーンを理解したいと思ったからです。
物流経験者としてどうサプライチェーンを作っていくのかを社内で提案する中で、これまで自分が思っていた「当たり前」がどうしてそうなっているのか説明できず、社内のメンバーにその必要性が伝わらないことがありました。倉庫のミスを防ぐためにオペレーションをこう改善する必要がある、と伝えた際、「それって本当に必要なの?」と言われ、納得させることのできる説明ができないとか。
サプライチェーンを真に理解するためには「もっと広くて深い知識」を付ける必要があると想い、今回の転職を考えました。

ーー オープンロジを受けたきっかけを教えてください。
元々何となくオープンロジの存在は知っていたのですが、具体的にどんなことをしているのかまでは知りませんでした。スカウトメールをもらい、そこに書かれていた「物流プラットフォーム」という文言に耳馴染みがなかったので、一旦受けてみよう、まずは話を聞いてみようと思いました。


真にサプライチェーンを理解できる仕事

ーー 選考を受けてみての感想を教えてください。
内定をもらえたら即決しようと思ったくらい、「ここしかない!」と思いましたね。笑

その背景には仕事内容と社風、事業内容と三つの理由があります。まず仕事内容からお伝えすると、所属しているCSDチームでは複数の荷主様を担当させていただき、荷主様と倉庫様の橋渡し役として、それぞれの荷主様に見合った物流をデザインさせて頂くお仕事をしています。担当する荷主様の商材は多岐に渡りますし、企業フェーズもそれぞれです。様々な荷主様の入出庫情報や今後の販売計画をインプットしながら、見合う倉庫の采配や、オペレーションの改善をしていくという仕事は、まさに“「当たり前」がなぜ「当たり前」なのか”を理解する糸口につながると感じましたし、サプライチェーンマネジメントの広くて深い知識・経験が得られると感じました。

次に社風について。お話した皆さんから感じた社風からも上記のような知識・経験を最大限得るのに最適な会社だと感じましたね。
オープンロジではActive DialogueやHave fun, Make joyというバリューの元、立場を問わずアイディアを出し、チャレンジすることが推奨されています。知識だけ増えても経験が伴わなければサプライチェーンを真に理解したとは言えませんし、ここなら裁量を持って、自分の力で物流をデザインできると感じました。

オープンロジのValue「PATH」


目指している世界が違う。独自性も難易度も高い新たな物流網を生み出す事業

最後に事業内容についてですが、面接でHPを見ただけではわからなかった部分などもしっかりと説明頂き、目指している世界がいい意味で他とは違い、革新的かつ本質的で、時代にフィットしているなと感じました。

物流倉庫って思われているほど発展していないんです。1社目は大企業ということもあって必要に応じて建屋・人材を増やすなどのバイタリティもあったのですが、そこでも抱えきれない荷物は近場の倉庫に預けることもありました。
ただ、そのような地域に根差した倉庫は、従業員のオペレーション習熟度も違いますし、ツールなどのテクニカルな部分の教育が行き届いてないことも多いのです。体力と感覚で何とか頑張ろうとしているところがほとんどです。

オープンロジはそのような倉庫に対してオペレーションまで深く入り込み、現場の声をしっかり聞いて作り上げたシステムを使って、効率的かつミスの少ない高水準な物流を作り出します。(小さな倉庫様だけでなく、大きな倉庫様に対しても同様です)そして、一倉庫様のオペレーションを改善するにとどまらず、他の提携倉庫様の現場改善事例を共有するなど、倉庫業界全体のクオリティを上げていくことにも尽力しています。

ここまででも十分難易度の高い挑戦をしていると感じていたのですが、さらにその倉庫様方をネットワーク化して、新たな物流網をつくっています。システムを通じて荷主様や倉庫様の物流データを蓄積、荷主様に見合った最適かつ効率的なモノの流れを生み出して物流課題を解決していく、というビジョンを聞いたときは、これまでの経験から非常に難しい事だとも思いつつ、他にない、壮大かつ革新的なことを成し遂げようとしている会社だと感じました。

(ちなみに物流を専門に研究されている明治大学の町田一兵教授からも、オープンロジの取り組みが革新的であるとのお声を頂きました。)


物流課題の解決を掲げてSaaSを提供している企業は他にもあると思います。これまでの業務を通して物流SaaSを触ることももちろんありました。でも、それは一ツールであって、仕組みとして提供されていると感じていたんです。荷主向けの様々な機能はあっても、倉庫で実際に行われているオペレーションに関しては機能が全然足りていないというか。
これまでの経験から、本質的に物流業界の課題を解決をするためには「いかに現場を知っているかが鍵になる」と思っていたので、そこにちゃんと踏み込んで改革しようとしているオープンロジはやはり独自性が高く、いい意味で異質で、非常に魅力的にうつりました。

ちなみに、オープンロジでは入社した人全員が、立場関係なく、必ず倉庫研修を受けています。開発が専門のエンジニアも、もちろん対象です。オープンロジにいる社員全員が倉庫でのオペレーションを体験しているということで、信頼度も上がりました。ちゃんと現場に行く企業なのだなと。

(尚、倉庫への訪問は研修時だけでなく、必要に応じて行っています。実際の倉庫現場がどのようなものか気になる方は是非こちらの記事もご覧ください!)


時代にフィットしたTriple winの世界

そして、オープンロジの実現しようとしているTriple winの世界観は、荷主にとっても倉庫にとっても、すごく希望になる世界観だと思いました。

世間一般に知られているような物流系の大企業は、その規模やネームバリューで一定お客様(荷主)を集めることができます。でも、物流業界のほとんど(91% ※国土交通省統計資料より、2022年時点)を占める中小の倉庫はそうではありません。その日の現場を動かすことが精一杯で、新しくお客様をとってきて収支を改善していくような底力もありません。町の隅にある倉庫は上手く活用されることなく、倒産してしまうこともザラです。
そこにオープンロジが入って高水準のオペレーションをつくり、データを元にした物流網に組み込んで新たな荷主様をご紹介する。倉庫にとってすごく希望になるシステムですよね。

そして、オープンロジのもう一つのステークホルダーである荷主様にとっても、オープンロジのシステムは事業の成長をサポートしてくれる、非常に利用価値の高いシステムです。
基本的に荷主様は「物流」の具体的なことをほとんど知りません。私の前職もそうでしたが、自社の商品を扱うのに最適な倉庫はどこなのか、自社にとってその物流コストは最適なのか、高品質なオペレーションで対応してくれる倉庫はどこなのか、理解している所は多くありません。
そこに対してオープンロジが様々な物流の知見を持ち寄り、荷主様にとっての最適な倉庫選定や、販売計画に基づいた倉庫の運用サポートなど、事業に寄り添った最適な物流を作り出してくれるとなれば、荷主様は物流に関して頭を悩ませる必要がなくなり、商品企画など、さらなる事業の成長に向けた、本来注力すべき業務に時間をさけるようになります。

あぶれているもの同士をかみ合わせるだけでなく、リアルなオペレーションにも入り込み、物流のプラットフォームとして様々な知見やデータも使いながら、事業成長のためのサポートも行う。そうして達成されていく物流業界全体の最適化というのは、時代にもフィットしているし、非常に社会貢献性が高く共感する部分がとても多かったです。

Triple winを実現する難しさ

ーー 入ってみて大変だったこと、難しかったことはありますか?
お客様の商材が多岐に渡りますし、ご要望の粒度も違うので、沢山の案件をマルチタスクで進めていくのが大変ですね。これまでにいた会社では複数のお客様を担当することはなかったのでなおさら。笑 上手く調整する方法は今も模索中ですが、入社から半年ほどたち、担当の荷主様・倉庫様それぞれの特徴は理解できてきたので、以前よりはスムーズに対応できるようになってきたと思います。

難しいポイントは、荷主様からの要望を鵜呑みするのではなく、他の荷主様にも転換できるのかどうかを考えてオペレーションを構築しなければならない点です。これまでの運用の背景など、歴史も知らないといけませんし、Triple winを実現するには荷主様だけでなく、オープンロジにとっても、倉庫様にとっても最適なオペレーションを構築しなければならないので、考えることが非常に多いですね。


チームメンバーに支えられて

ーー どうして乗り越えられたんですか?
周囲のメンバーのおかげです。オープンロジの人たちは優しい人ばかりなのですが、それだけでなくやはり物流の知見をすごく豊富に持っているんです。助け合いの意識が強いので質問をすれば誰かしらが拾ってくれますし、頼りになりますね
誰に質問すればいいのかわからない時も、「カジュアルヘルプ」というスラックチャンネルがあるので、そこで気軽に質問を投げることができます。

ステークホルダーが多岐に渡るオープンロジのような難しいサービスがちゃんと回っているのも、この優秀なメンバーがいて、このカルチャーがあるからなのではと思っています。

カジュアルヘルプチャンネルの様子。
田中さんとは別の部署のメンバーからも回答が集まっています。

ちなみに、CSDメンバーの中には他の業界から転職してきた人もいます。でも、そういったメンバーもオープンロジの業務を経て物流にすごく詳しくなっているんです。沢山の知見を持っていて、現場にいた私よりも詳しいですね。笑
その姿を見ていると、真摯に取り組んでいれば自分もより成長できるんだろうなと前向きにもなりますし、社内政治も無いので分からないことは教えてもらいながら、余計な気をまわすことなくやるべきことをやっていける、そんな環境だと感じています。


複数のステークホルダーを持つことで得られる発見

ーー 今のやりがいを教えてください。
難しかったことでもお話したのですが、これまでいた倉庫や一荷主としての立場だと、複数のお客様を担当することはありませんでした。なので、担当している荷主様の数だけ課題を知ることができたり、荷主様を複数担当しているからこそ発見することがあったり、それに対して新たなご提案ができるのは成長につながりますし、すごく面白いです。
また、オープンロジの場合は、自分の担当荷主様以外にも多くの荷主様にお使いいただいているので、他のメンバーが担当している荷主様の事例を共有できるというメリットもあります。

荷主様と倉庫様双方からご相談を頂くのもなかなかない経験ですね。双方から頂くご要望を上手く取りまとめて解決し、お礼を言っていただけるのも嬉しいです。また、チームからご利用企業様へのアンケートも実施しているので、ご満足いただけたかどうかが数値として分かるのも、やる気につながります。

また、これまでの私のキャリアには「テック」要素がなかったので、これからの世の中どんどん進化していく、無くならないテック領域に、物流の視点から触れられるのもいい体験をしているなと思います。

最適化を積み重ね、業界全体の改善へ

ーー 今後オープンロジで成し遂げたいことはありますか?
オープンロジでの業務を通して、「お客様(荷主・倉庫共に)はこういう課題を抱えがちだ」というのが分かってきました。これまでの現場で得た知識に加えて、一企業、一領域にとどまらない知識を得ることができてきたので、今までよりもより広い視野で、お客様と同じ目線に立ってお話できるようになっていると思います。とはいえ、まだまだ道半ばではあるので引き続き経験を積んで、より多くのTriple winを作り上げていきたいです。

そして、そのような経験を沢山積んでいけば、元々私が目指していた“「当たり前」が「当たり前」になっている理由” の理解が進み、サプライチェーンを真に理解できると思っています。
それが達成できたときには、生み出したオペレーションをオープンロジのステークホルダー全体に波及させるなど、物流業界全体の改善につながるような、より影響度の大きい取り組みに関わっていきたいです。大規模なお客様の新規物流の構築などもしてみたいですね。


候補者へのメッセージ

オープンロジでお仕事をしていると、「今、私は物流のプラットフォーム化を目指す革新的な企業の、成長の過程に居合わせているのだな」という実感が湧きます。プロダクトロードマップの実現に向けた具体的な動きがあるので、自分の仕事や荷主様、倉庫様が来年どう変わっているのか、成長への期待が持てている状態です。

解決の方法が異なったとしても、荷主様のお悩みは配送費や効率など、ベースは共通していることも多いです。
倉庫側の知見をお持ちの方であれば、倉庫で実現できること、実現が難しいことなどの匙加減が分かると思いますし、荷主側の知見をお持ちの方であれば、荷主様が本当に実現したいクリティカルな部分を理解して、最適な物流の流れを構築していけると思います。

オープンロジに興味をお持ちいただけた方は是非、カジュアル面談や選考を受けてみてください!そして、一緒に社会課題の解決をしていきましょう!