業界スタンダードを変革できる唯一の可能性を信じて。初めての物流Techで、課題解決と組織づくりにチャレンジ【入社エントリー】
こんにちは、小上馬(こじょうま)です。
これまで、広報・採用マーケで散々いろんな方のインタビュー記事を書いてきましたが、自分のことを自分で書くのは初めて・・・。
とりあえず書きます。
苗字が珍しいとよく言われ、電話で名前を言うと高確率で「小島さん」と間違われます。
日本には160名存在すると言われているらしく、苗字の由来は、兵庫県西宮市にあるえびす宮総本社西宮神宮に由来するとのこと。
そんな私は、福岡県出身です。
折角エントリーを書かせていただくので、「物流、そんなに興味ないな〜」とか「もっと組織を作っていくフェーズで仕事したいな〜」とか考えている方に届けばいいなと思いながら書きます。(結果そうならなかったら、、、すみません)
1.オープンロジとの出会いと決断
1-1.突然届いた「お久しぶり」メッセージ
オープンロジとの出会いは、突然きた前々職の後輩からの「お久しぶりです」メッセージでした。
当時は転職を考えてなかったため、情報交換ならということで、オープンロジでVPoEをしている後輩の坂井とCFO柳とでお話ししたのが最初です。
私はこれまで物流というドメインに全くタッチしたことがなく、会社説明の中で出てくる用語も、わかっているふりをしつつgoogle検索をかけながら話を聞きました。
恐らく、物流とは異なる業界にいらっしゃる方は、最初は同じことをすると思います笑
お話しを聞いた感想は、、、
「???」
なんかピン来ないかも、、、というのが正直な感想でした。
「違う業界でとても勉強になりました。お手伝いできることがあればお声がけください」というテンプレートっぽい返答をしたのを覚えています。
ECを使ってモノを買う、荷物を受け取るということはユーザーとして経験していても、その背景に、具体的にどんな業務や人が存在しており、どんな課題と仕事の魅力があるのかを当時の私はあまり解像度高く想像することができていませんでした。
そのため、自分がその領域で活躍するイメージを沸かせることができなかった、というのが本音です。
一方、その頃の私は、所属していた企業での戦略や体制変更に伴い、自部門の業務整理と配置転換を考えている最中でした。
メンバーの配属先などを検討しながら、最後は自分の配置を自分で考えるというタイミングにきた時に、再びオープンロジから「またお話ししませんか」という連絡をもらいました。
ありがたいことに、多くのスタートアップやVCからお声がけをいただいており、多種多様な会社さんとお話しをしていた時期でした。
最初のオープンロジ会社説明でピンときてなかった私にとって、折角後輩が連絡してきてくれたのだから、、、というのが次にお会いする動機のほとんどだった気がします。
1-2.知らなかった物流業界の課題と面白さ
「経営で今後について議論を深めてきました、アップデート情報もあるのでもう一度説明させてください」
そう言われてはじまった2回目の会社説明に、私は驚嘆しました。
話はまず、グローバルでのEC市場の市場の現状から説明をされました。テクノロジーを通じてモノの購買方法がオンライン化していく中で、アメリカや中国では超大手がマーケットを抑えていること。一方で、EC化率の低い日本は世界のトレンドから取り残されていること。
そして、EC市場が成長する中でも、特に物流インフラが旧来のままで構造として制度疲労しつつある状況になっていること。
日本経済の成長の大きなキーであるはずのEC/物流が、旧世代のまま成長していない現状をリアルに知ることができました。
そんな課題を多く抱えた物流という広く大きなドメインに対して、オープンロジという会社は、各課題に点でアプローチするのではなく、業界全体を見渡し、その在り方を大きく変えていくであろう戦略とそれを実現することができる可能性があることが、そこにはしっかりと詰まっていました。
スタートアップの多くは、業界のとある課題に対する一点突破でビジネスを行っていく印象を持っていましたが、オープンロジは点ではなく面で業界課題を解決しようとしている、ということが十二分に伝わる説明でした。
この説明は、私にとって、物流というドメインを土台に問題解決をしていこう、と思わせるには十分な内容でした。
おそらく、1回目でわからなかったことを調べて2回目の説明を聞いた結果、私の解像度が格段に上がったということも要因だと思います。
(もし1度聞いて、「?」となった方は、是非2回目聞いてみてください笑
一気に理解度が上がります。)
そこから、経営陣、人事メンバー、株主と面談を行い、入社を決めるに至りました。
「物流の未来を、動かす」をミッションに活動するオープンロジは、テックカンパニーとして“テクノロジーによってサイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点に物の流れを革新する”ことを目指しています。
EC市場は年々急速に伸びており、物流と掛け合わせるとその市場は33.7兆円と言われています。また日本マーケットでのEC市場は諸外国に比べて伸び切っておらず、更なる成長が大いに期待できるハイポテンシャルマーケットです。
しかし、ECと物流インフラ自体はこれまでと変わっておらず物流クライシスが叫ばれている状態です。
オープンロジは、その中で解を作っていける、唯一の会社だと思っています。
他社の話も聴きながら、最終的に以下の理由でオープンロジへの入社を決めました。
1.急成長する市場と物流業界が抱えている大きく且つこれまで解決されてこなかった課題
2.業界全体の課題を面で解決しようとしている、理念・ビジョン・戦略
3.理念を達成するために欠けているパーツの1つが人事だった
1-3.組織・カルチャーを作る手触り感への挑戦
上段で「欠けていたパーツの1つが人事だった」と記載しましたが、それが入社の動機に繋がった背景をもう少し詳しく書かせていただきます。
オープンロジは私にとって3社目の会社です。
1社目、2社目ともメガベンチャーと言われるフェーズで、2社とも入社したときは創業10年目で社員が1000名を超えるくらいの大きさでした。
共に創業者が中心となり強烈なカルチャーが浸透していました。そして周りにはすでに優秀な人材が揃っており、今振り返ると、私が所属するコーポレート部門ではだいぶ基礎となるものが揃っている状態でした。
そのため、新しい施策や制度を作る時は、そのカルチャーにマッチしているかが判断基準の大きなところを占めており、経営とその観点を中心に議論をして業務を遂行していました。
十分にその中でも様々なチャレンジをすることができました。
採用として年間7万人のエントリーを集めることができる採用チームを作ったり、グローバル全体を含めた育成体制の構築、ピープルアナリティクスの設計や人的資本情報開示など。
ただ、組織の拡大は成長に向けて活動してきた自信は確かにあるのですが、「自分で会社組織・カルチャーを作った」という手触り感は正直強くないなとも思っていました。
そんな中、オープンロジの現フェーズと、CFOから言われた「何もない、今から作っていく」という言葉は、何もない中で、どこまで0→1をできるかという自分にとってのチャレンジになるという期待を沸き起こさせました。
オープンロジはこれまでビジネスに実直に取り組んできていましたが、組織づくりや仕組み化は後回しになっており、あまり手がついていない状態だったのです。
ハードに働きながらも色々チャレンジしていた若かりし自分を振り返り、多くの課題を解決しながら、今度はより手触り感を持って組織を作っていくことにコミットすることにワクワクを感じた、というのが最終意思決定の要因だったと思っています。
2.オープンロジに入ってみてどう?
2-1.業界キャッチアップ
入社すると人事メンバーと配属先で作成された個々人のオンボーディングシートというものが渡されます。
そこには、入社後の研修プログラムやオンボーディング期間後の期待したい姿、その他に自社理解・業界理解を促進するためのコンテンツリンクが付けられています。
物流業界0年生の私は、コンテンツをみながら初めて聞く用語や、業界知識を目をしぱしぱさせながら学ばせていただきました。
そしてとても印象的な研修として倉庫研修というものがあります。
入社して1ヶ月くらいすると、職種・役職に関わらず全員「倉庫研修」に行き、実際の倉庫業務をお手伝いさせていただきます。想定していたより驚いたのが、人の作業と目検が多い、多すぎる。
早速荷物のピッキングをミスり、「違います」と指導を受けてしまいました。
よりリアルに現場やそこで働いている人の姿を見れたことは、課題解決へのモチベーションを沸かせてもらえる重要な体験でした。
2-2.まずはフレーム作りから
自組織である人事組織でいうと、入社した時点では「まずは走る」ということはできる状態でした。
ただ、仕組み化がされてない。人事メンバーも半年前からがっと増えたこともあり、チームとしてはまだ真新しさぷんぷんの組織でした。
「キャッチアップしたいので、企画書か、KPIを見たいのですが」と言って、「ありません」と即答されました。
(まさに、「何もない」とはこのことか、と思いました笑)
最初にやったことは、人事のロードマップ作成。
ロードマップというほど、こと詳細ではないのですが、3ヵ年でどういった人事組織になっていくのかを描き、経営にレビューしてもらいました。
人事メンバーが、今どのフェーズに自分達がいるのかを共有できるように、が目的です。
そして続いて、人事のフレームワーク作りに着手。
同時期入社のささやんが予実管理の仕組み化を進めてくれたお陰で、人事も経営戦略に沿ったKGIを設定することができました。
それに伴う、KPI管理、企画書を作り、目標に向かって戦略的に活動を行うための土台ができました。
人事組織だけではなく、会社全体としても足りてないフレームワークがあり、そこはささやんを含む経営陣やメンバーが着実に今作り上げようとしてくれてます。詳しくはこちら↓
2-3.バリューが浸透している!!
会議にでたり、社員と1on1する中で非常に感じたのは、会話の中でバリューの単語が日常的に頻繁に使われる、ということでした。
「ここについてはActive Dialogueもっとしよう」「この件についてPositive Reflectionしてきました」などの会話は日常茶飯事。また社内で取り入れているピア・ボーナス制度では、これらのバリューがハッシュタグとしてつけられ、お互いの賞賛や感謝が送られていました。
もちろんスタートアップなので、制度やルールやいろんなものが足りてないことは想定していましたが、このバリューの浸透度はいい意味で想定外でした。
創業者が大事にしたいことが、社員一人ひとりにちゃんと伝わっている証だと思いますが、その解釈の幅は少し広い部分もあるため、より解像度を高く浸透させていくことが重要だなと感じています。
3.オープンロジでの野望
さて、そんなこんなで、オープンロジに入社して今月で半年が経ちました。
大きなことから細々したことまで、これまで経験してこなかったことも色々トライさせていただいてます。
1.日本で一番、強い組織・強い人事チーム
2.業界の新しいスタンダードを作っていく
3.日本.EC/物流のパラダイムシフトはオープンロジによってもたらされたと歴史書に書いてもらう
ほとんどは、私だけがどうこうしてで達成できるものではないのですが、映画のエンドロールに載るように、EC/物流というドメインの中で、オープンロジここにありという歴史が刻めるような活動ができる組織にしていきたいと思っています。
私個人、そして人事としてというところにフォーカスすると、
組織が成長し一定の分業化は必要になっていく中で、強い組織になっていくためには「レベルの高い仕組み化」と「風土・文化醸成」が重要なファクターになってくると考えています。ただ、このバランスが難しいな〜と2社経験していて感じていまして、仕組み化をしながら自立的で仲間感を失わない組織が作れればいいな、と個人的には思っています。
オープンロジは今やっと130名を超える組織になりました。
人事だけではなく、各部署で組織を作っているフェーズです。実現したいミッションに対してまだまだ道のりは遠いのですが、その組織づくりをまさに楽しんでいるフェーズです。
手触り感を持って、高いミッションに対して組織を作っていく経験をしたい、という方には、オープンロジはまさにおすすめの会社です。
一緒に、仲間になって高い山(ミッション)を登ってくれる方、一緒にいいチームを作りましょう。
4.一番重要なことはこれです↓
今回は、オープンロジに出会ってからのお話しが中心だったので、これまで何してたの?ということが知りたい方は、昨年私が行ったタウンホールmtgの動画をみていただければわかりやすいと思います。入社すればタウンホールmtgのアーカイブ見放題です。
私だけではなく、経営陣を含めた社員の為人をたっぷりと知ることができるコンテンツを毎月発信しているコンテンツです!
オープンロジでは、多種多様な職種を募集しています。
ちょっと話聞いてみようかな、というレベルでも大丈夫ですので気になっていただいた方はぜひお話ししましょう。
ここまで読んで下さった皆さん、ありがとうございます。
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