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「日本発の物流ユニコーンを目指す」オープンロジの持つ壮大な可能性とは

こんにちは!オープンロジnote編集部です。今回はオープンロジの役員陣の一人をご紹介します。

登場してくださったのは、CFOの柳 聖基さん。

柳さんには、ご自身の経歴やオープンロジに入社したきっかけについて、詳しくお話しして頂きました。

自己紹介をお願いします

柳 聖基です。2020年の2月にオープンロジにジョインしました。趣味はダイビングで、水中に潜ると全く違う世界が見えるのでとてもリフレッシュできます。年に何回か潜りに行っているのですが、東南アジアが多く、最近だとインドネシア、マレーシア、タイに行きました。

私は大学を卒業した後、野村證券に入社しました。野村では投資銀行部門でM&Aや資金調達、IRや中期経営計画の策定等をアドバイスする仕事に従事していましたね。在職中には2年間ハーバード大学に留学し、その時にMBAを取得しました。キャンパスでの学び以外に、エチオピアでコーヒー関連の投資ビジネスに携わったり、ケニアでピザハットを展開する会社でインターンをしていました。

約10年間、大企業といわれる会社に勤めておりましたが、留学中に色々な経営者の方と話す内に、次第にスタートアップにジョインして自分のスキルや経験を生かして働いてみたいと考えるようになりました。そして転職活動を始め、自分がジョインしたいと思える企業を探していた時にエージェントから紹介されたのがオープンロジでした。

オープンロジに入社したきっかけを教えてください

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前職で物流に直接的な接点は無かったのですが、野村證券時代に製造業(自動車やエレクトロニクス業界)を担当していたのでサプライチェーンや物流に関する話題はよく聞いておりましたので、入社する前から物流に対して興味は持っていました。

特に個人的に物流に興味を持ったきっかけは、アフリカで見た現地の物流の実情です。留学期間中エチオピアとケニアでインターンしていたので、そこで物流というインフラの重要性を痛感させられました。

アフリカは日本と違い、そもそも道が十分に舗装されておらず、物を運ぶのに適した路面ではありません。また、肉などの生ものを運ぶためのコールドチェーンが全く発達しておらず、例えば私がエチオピアでよく行っていた食堂でも、自前の牧場を近くに作って、その日使う肉を朝加工して食堂まで運ぶという手段が取られていました。

(エチオピアのレストランの様子)

日本では殆ど物流を意識することがありませんでしたが、この経験を通して、物流はインフラであり、生活に根ざしているものだということを意識するようになりました。

ちょうどその頃から、eコマースの市場が伸びてきている中で物流が課題になっているという話を周りから聞くことが多くなり、海外でもMBA時代の友人が物流のベンチャー企業を立ち上げたり、物流企業にジョインするといったことを目の当たりにするようになったのです。この状況から私は物流という領域の将来性を強く感じました。

こういったアフリカでの経験や物流・eコマースの市場状況を鑑みて次の転職先を検討していたところ、エージェントからオープンロジを紹介され面接の機会を戴きました。それが昨年9月のことです。

面接でオープンロジの社長である伊藤さんの話を聞いたとき、大げさかもしれませんが「凄い会社を見つけてしまった」と思いました。それくらい話のインパクトが大きかったのです。

伊藤さんの話で私が最も衝撃を受けた箇所は2つあります。

1つ目は「オープンロジの立ち位置」です。

オープンロジは荷主、倉庫、配送というプレーヤーと共に事業をしています。その中でオープンロジはプラットフォーム的な立ち位置にいますが、この三者の協力無しではそもそもオープンロジのビジネスは成立しないですし、事業の拡大も難しいです。このビジネスの構造は非常にユニークで、面白いと感じましたね。

2つ目は「物流の課題に対してのアプローチ方法」です。

物流の課題を解決するときには大抵、配送の部分から効率化するなどの方法が取られがちですが、オープンロジは倉庫に注力しています。まず倉庫を押さえ、そこを起点に配送手段や荷主へのアプローチを考えていく。私はその着目点は独自性が高く、競合環境もまだ激しくないと感じ、他のスタートアップにはないイノベーションが起きるのではないかと思いました。

入社に至るまでの間に何度かお話を聞く機会があったのですが、話を聞けば聞くほど、私が今までの仕事で培ってきた自分の強みが生かせると感じましたし、話を聞いている時点で、自分の中で実行してみたいアイディアが次々と浮かんできたのです。

オープンロジのやっているビジネスは、他のスタートアップには無いオリジナリティーがあります。そして、この会社が解決していこうとしている課題や、そこに秘めているポテンシャルはとても大きい。私はそういったオープンロジの独自性に強い魅力を感じ、ジョインすることを決めました。

現在業務は具体的に何をされていますか?

私はオープンロジではコーポレート部門全般を管掌しています。入社時は資金調達やアライアンスがメインでしたが、現在は社長室、経営管理、広報、人事等も見るようになりました。

業務に携わっていると、オープンロジは色々な分野の会社から「何か一緒に出来ませんか」と声がかかる会社だということが分かりました。「オープンロジってどういうことやってるの?」とか「面白い立ち位置にいる会社だよね」など、大企業からベンチャーまで本当に色んなところから声がかかります。

私が入社前に感じていたようなオープンロジのポテンシャルについて、声を掛けてくれる方々も同じように感じてくれている、ということが実感できましたね。オープンロジと一緒に何かやりたいと思い、魅力的な話を持ち掛けてくれる人がたくさんいるのです。

こういった機会をどう実際のビジネスに繋げていくか、ということを考えるのが私の仕事でありチャレンジであると思っています。

オープンロジは一社単独ではなく、基本は荷主、倉庫、配送の各企業と組んで事業しています。これからは、さらに大きな物流の課題を解決するために、より多くのパートナーと組んでいかなければなりません。そのためには荷主、倉庫、配送それぞれの領域でどうやってパートナーと組んでいったら良いのか、組んで何をしていくのかを深く考える必要があります。

そしてビジネスである以上、ただ組むだけではなく、ビジネスという形で利益が出る仕組み、誰に価値を提供して、誰がそのリターンを受け取るのか、価値をどのように拡大させていくのかなども、具体的な形にしていかなければなりません。

オープンロジのやっているビジネスは、決して単独ではできないものであり、物流という領域が抱えている課題も大きい。だからこそ私の任されている業務は、一か所に固定された視点ではなく、さまざまな方向から物事を捉えなければいけません。そこが私の業務の面白いところでもありますね。

今後の目標を聞かせてください

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将来的な目標は「テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する。」というビジョンを明確な形にしていくことです。

EC市場は年々拡大しています。その状況に現状の物流で対応しきれなくなるのは既に分かりきっていることです。この課題は誰かが解決する必要があると同時に、課題を解決していくときの主役となれる力を持っているのがオープンロジです。私はまだこの会社にジョインしたばかりですが、ゆくゆくはオープンロジを日本発の物流ユニコーンにしたいと考えていますし、オープンロジにはそのポテンシャルがあると思っています。

オープンロジメンバーに向けて一言お願いします

前職での経験やMBA等を通じて、様々な経営者の方と話す機会を頂けたのですが、その方たちは組織のカルチャーを第一に考えている人がとても多いことに気付きました。まだ経験が浅かった若い頃は分からなかったのですが、組織の価値観やカルチャーというのは、組織を作っていく上で実はすごく大事なことだと、少しずつ意識するようになりました。

オープンロジはスタートアップ企業ですが、この大切にしなければいけない価値観をメンバーが既に持っており、バリューの「PATH」として打ち出し、皆で定着させようとしています。これはとてもすごいことですし、これから将来会社が大きくなっていく中で一番の財産になることだと思います。

また、オープンロジには自分の役割を越えて色んな立場の人が、さまざまな観点を持ってディスカッションできる環境があります。何か物事を決めるときに、その場にいる一部の関係者だけでなく、他の部署やメンバーを巻き込んで、何が最善なのかを議論することができる。こういった人を巻き込んでいく環境や力は、他の会社にはそうそうないものですし、これこそがオープンロジの魅力でもあり、ビジネスの理想的なやり方であると私は思っています。

私はジョインしたばかりなのですが、オープンロジという会社は、他のスタートアップには無いポテンシャルを持っている会社だということをメンバーと共有したいですね。今現在、誰にも想像できない物流の未来の世界は、オープンロジが核となって作り上げることができる。そのポテンシャルがこの会社にはあるということを、メンバーに伝えていきたいと思っています。

最後に求職者に向けて一言お願いします

少し視点が変わりますが、オープンロジには、ビジネスのあらゆる観点を学ぶ環境があります。ビジネスによっては「営業が強い会社」「技術力が価値の源泉である会社」等、一部の部門が突出して重要だったりする会社もあります。しかしオープンロジは物流というインフラを担う事業を行っているので、テクノロジー、戦略、マーケティング、営業、オペレーション、ファイナンス等、あらゆる知見が必要とされ、どれひとつとして欠かすことはできません。しかも、まだまだ若い会社なので、色々な事業を自分で作って行く必要もあります。

これだけ色んなビジネスの要素が等しく重要で欠けてはならないビジネスは、そうそう無いと思います。この事業は純粋に面白いですし、オープンロジの魅力でもあります。

オープンロジはスタートアップなので、まだまだ成長の伸びしろがありますし、ビジネスを一緒に作っていく楽しみもあります。まさにバリューにある「Have fun, Make joy」を体感することができるのです。物流企業というインフラを担いつつ、「Have fun, Make joy」をバリューを掲げているところはオープンロジならではだと思います。だからこそ、こういう他の会社にはない唯一無二なところがオープンロジの良い部分だと言えます。

「組織のミッション」というと青臭さもありますが、オープンロジにはバックグラウンドの違うメンバーが集まって、オープンに対話しながら、本気でミッションやビジョンを実現させていこうと奮起しています。ですので、これからジョインする人も臆することなく、堂々と飛び込んできて、積極的に議論に参加して欲しいですね。それを受け止めるだけのキャパシティが、この会社にはあると感じています。

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